産後骨盤矯正と便秘の関係は？｜白河市のしらかわ接骨院

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産後骨盤矯正と便秘の関係は？ 2023年4月27日

産後骨盤矯正と便秘の関係は？

　こんにちは！
　白河市、しらかわ接骨院です！

　産後の症状としてあまり知られていないのが便秘かと思います。
　産後に便秘でお悩みの人は比較的多く、約６割の人が便秘になり、
　その中の３人に１人が産後に便秘となっています。
　今回は、産後の便秘についてお話しさせていただきます！

便秘・下痢の人のイラスト

産後の便秘の原因とは？/白河市　しらかわ接骨院

　妊娠中は、赤ちゃんのことを考えると強くいきめないことや、
　ホルモンバランスの影響などが原因で便秘になりやすいです。
　では産後の便秘の原因とはなんでしょう？

骨盤底筋の筋力低下
　大きな原因は骨盤底筋のゆるみです。
　骨盤を支える筋肉で臓器を支えたり、排便や排尿のコントロールをしています。
　子宮が大きくなることで負担がかかったり、引きのばされてゆるんだりすることで
　便を出す力が弱まってしまうことが原因です。
水分不足
　母乳は母親の血液から作られており、血液は細胞成分と血漿（けっしょう）と呼ばれる液体成分でできています。
　この血漿成分の約90％は水分であるため、赤ちゃんに母乳を与え続けていると母体の水分量が低下します。
　体内の水分量が減ると、腸の水分も不足するため、腸は便に含まれる水分を吸収します。
　水分を吸収された便は硬くなるため、排便しにくくなるだけでなく、
　切れ痔の原因となって便秘を悪化させる可能性が考えられます。
自律神経の乱れ
　妊娠中に分泌されていたホルモンは産後に急激に減少することで自律神経の乱れがおこります。
　自律神経の乱れで腸の動きが鈍くなり、便秘となってしまいます。
　また、慣れない育児によるストレスも原因の一つになります。
帝王切開や会陰切開の傷
　帝王切開や会陰切開をしたお母さんは、傷口の痛みや、傷口が広がったりすることを恐れて、
　いきむことができないことがあります。
　いきめなくなったり、便意の我慢で便秘になってしまいます。
直腸瘤
　出産によって直腸と腟の間の壁や骨盤底筋が伸びてゆるんでしまうことによって、
　直腸が膨張することをいいます。直腸瘤になると
　便が膣のほうに飛び出した直腸内にたまり、
　強くいきんでもうまく排便できなくなり頑固な便秘を引き起こすことがあります。

産後うつのイラスト

産後の便秘ほっとくとどうなる？/白河市　しらかわ接骨院

　便秘をそのままほうっておくと、子宮の回復をおくらせたり、
　痔になったり、痔のある人は状態を悪化させてしまいます。
　また自律神経の働きが悪くなり、全身の血行が悪化します。
　その結果、肌の張りやツヤがなくなったり、
　肌荒れなどの肌トラブルが起こりやすくなったりします。
　さらに、腸内に有害物質が発生して悪玉菌が増えることで、
　腹部の張りや食欲不振、吐き気、血便、めまいなどを引き起こすこともあります。　

腸内細菌のイラスト

産後の便秘解消のためには？/白河市　しらかわ接骨院

バランスの良い食事

お母さんが口にするものはとても大切です！
　• 食べる時間に気をつける
　• 食物繊維を積極的に摂る
　• 乳酸菌をとる（ヨーグルト、チーズなど）
　• 魚の脂や良質な油を摂取する
　• 水分をたっぷりとる

産後1ヶ月をすぎたら軽めの運動
　産後すぐは体をしっかり休めましょう。
　1ヶ月ほど経ち問題がなければ、軽い運動を始めても良いかもしれません。
　赤ちゃんと遊んだり、あやしながらスクワットなど軽く体を動かすのもおすすめです。
　運動することで腸の動きも活発になり、便秘解消につながります。
　ですが、無理は禁物です。
　できる範囲で負担にならない運動を心がけましょう。

ストレス解消
　なかなか自分の時間はないかもしれませんが、
　時には周りに協力してもらってストレス解消が
　できる時間をつくることができると良いと思います。
　ストレスを解消することで便秘の解消につながります。

出産のイラスト「赤ちゃんとお母さん」